ボートレース福岡の「創刊75周年記念　スポーツニッポン杯争奪戦」は、18日が最終日。現行モーターのラストシリーズは、Sランクの65号機が相棒だった長野壮志郎（福岡43歳）が制した。スタート展示から5号艇の赤坂俊輔がスローに向けて、本番も枠なりの5対1でスタート。長野がインからコンマ02の鋭い踏み込みを見せると、1マークまでに他艇を突き放す強力足を披露して先制。楠原正剛が3コースから角度のあるまくり差しハンドルを入れたが、ターン出口でグイッと前に進んだ長野には届かず。長野は「優勝した九州地区選よりも明らかに出ているし、選手生活の中でも5本の指に入る」と話していた通り、圧倒的なパワーで当地3回目の優勝を飾った。2着は楠原が守り切って地元ワンツーでフィニッシュ。吉村正明、大久保信一郎、赤坂俊輔、中野孝二による3着争いは、1周2マークで最内を差してきた吉村が浮上し、2周1マークで後続を振り切った。