今節よりサマータイム開催に切り替わったボートレース福岡の「福岡県知事杯争奪　福岡都市圏開設35周年記念競走」。新モーター、新ボート、新プロペラの初おろしシリーズは、現役最多の当地V数を誇る篠崎仁志（福岡37歳）が自己記録を更新する19回目の優勝を飾った。スタート展示から進入に動きはなく枠なりの3対3。スリット隊形は横一線となったが、スタート後は機力節イチの加倉侑征とチルﾄ1.5度に跳ねた井内将太郎がグッと出ていくパワーを披露。それでもインからバチッとスタートを決めた篠崎仁がしっかりと先マイを果たし、加倉や井内の攻めはもちろん深谷知博の強攻策も受け止めて完勝。2着はスピード満点のターンを見せた深谷が浮上。1周バックの時点で3番手は篠崎元志と井内に絞られ、1周2マークを先取りした篠崎元がわずかにリード。その内から伸びてきた井内が2周1マークを先に回ったが、篠崎元が冷静にさばいて3着を確保した。