2日から6日間の日程で行われてきたサマータイムのボートレース福岡「山笠特選　県内選手選抜・日本財団会長杯」。七夕決戦となった12R優勝戦は、竹井貴史（福岡33歳）が3コースから豪快にまくって4年2カ月ぶりの優勝を飾った。枠なりの3対3からスリット争いで先手を取ったのはインの仲谷颯仁と3コースの竹井。ともにコンマ09のトップスタートとなったが、そこからグイッと出て行ったのは竹井だった。そのまま竹井が1周1マークを先制。仲谷は何とか先マイに持ち込もうとしたが、竹井の航跡に入ってしまう形で後退。4コースからまくり差しのハンドルを入れた今井貴士の攻めも届かず。1周バックで優勝を確信できるだけのリードを確保した竹井が危なげなく周回を重ねてゴールイン。自身4年2カ月ぶりの優勝とともに、バースデーシリーズ（7月3日）を最高の形で締めくくった。2着は今井、3着には仲谷の猛追を振り切った塩田北斗が入線した。