サマータイムのボートレース福岡「九州スポーツ杯」の優勝戦が16日に行われ、深川真二（佐賀50歳）が頂上決戦を制した。ピット離れに大きな差はなく、スタート展示も本番も枠なりの3対3。1コースの作間章がコンマ20とやや慎重な踏み込みになったのに対して、2コースの深川と3コースの伊藤啓三がコンマ15の好スタート。作間が抜群パワーで伸び返して何とか先マイに持ち込んだが、少し無理な旋回になってしまいオーバーターンに。その懐を深川がズバッと差し切って先頭に立つと、その後の5回のターンマークもしっかりとクリアしてゴールラインを通過。当地7回目、通算では112回目、そして50歳（今月6日）になって最初の優勝を飾った。インから立て直した作間と3コースまくり差しで浮上してきた伊藤啓三による2着争いは、1周2マークを先取りした伊藤に対して、作間がしっかりと舟を向けて差し交わす形で決着した。