サマータイムのボートレース福岡「日本モーターボート選手会長杯争奪戦」は、10日が最終日。12R優勝戦は白いカポックで登場した地元の奈須啓太（福岡40歳）が、記念レーサーを相手に完璧なレースで制した。進入は枠なりの3対3。各選手がコンマ10前後の鋭い踏み込みを見せる中、インの奈須はさらに鋭いコンマ04のトップスタート。1周1マークも好旋回で他艇を完封して独走態勢へ。約1年半ぶりの優勝を飾るとともに、A1級復帰へ向けて最高の滑り出しとなった。2着は1周1マーク、2マークともに果敢に握って回った田頭実がキープ。3番手は1周1マークで冷静な差しハンドルを入れた仲谷颯仁が優勢に運んでいたが、周回を重ねるごとに服部幸男が猛烈な追い上げを見せると、3周ホームで内に切り返した服部がそのまま1マークを先取り。その外を仲谷が握って回ったがターンマークを漏らしてしまって万事休す。服部が大逆転で3着に食い込んだ。