サマータイムで行われてきたボートレース福岡の「どんたく特選レース」。4日間の予選、そして準優勝戦を勝ち上がってきた6名による12R優勝戦を制したのは篠崎仁志（福岡36歳）。スリット隊形は竹下大樹と出畑孝典がやや慎重な踏み込みとなる中、インから中辻崇人が先マイに持ち込んだが、4コースから果敢に仕掛けてきた植田太一が視界に入ったのか、まさかのオーバーターンに。植田も内から伸び返してきた竹下の抵抗で攻め切れず。1周1マークはガラリと空く展開になり、その隙を見逃さなかった篠崎が差し一閃。そのまま先頭に浮上すると、1周2マークでは中辻の攻めをしっかりと封じてリードを広げた。当地では通算17回目の優勝を飾り、自身が持つ現役トップの当地優勝数を更新した。当地2連続Vが懸かっていた中辻は悔しい準優勝。竹下、出畑、柴田直哉による3着争いは、2周2マークで竹下と柴田を競り落とした出畑に軍配が上がった。