9月24日(火)・25日(水)・26日(木)・27日(金)・28日(土)・29日(日)
地元A1級の益田啓司がシリーズを引っ張る。当地は今年4回目の出場で、正月戦では準優勝、6月戦も優出4着。GW戦は優出こそ逃したが準優3枠と予選では安定した走りを見せており、地元水面での安定感は周知のとおり。2年半ぶり7回目の当地制覇をファンに約束する。遠征勢を引っ張るのは椎名豊。一昨年の尼崎オーシャンCでSG初制覇を飾ると、昨年は10月びわこでG1初優勝を達成。今年も大村オーシャンCと芦屋G1で連続優出を果たしており、近年の充実ぶりは全国トップクラスだ。武田光史や中村尊、島田賢人、和田兼輔らも各地で主力として存在感を示し、作間章、渡邊雄一郎、森永隆の3名もA1級復帰へ快調な走りを披露している。対照的に、荒川健太はA1級キープへリズムアップが必要な状況。是澤孝宏と荒井輝年は勝率5点台と精彩を欠いているが、ともにうねりを苦にしないタイプだけに、不調も関係なしの走りを見せる可能性は十分にある。
5104 山田丈
現在B2級でもA級と同等の評価が必要
若松のフレッシュルーキーが同じ地元の福岡でも見せ場をつくる。125期生としてデビューして5年目を迎え、8期目の2024年前期審査期間には勝率5.71を残してA2級初昇級に成功。9期目は若松GW戦でのFが響いて事故率オーバーによるB2級降級となったが、勝率は自己最高の5.97を残した。10期目の今期はさらに勢いづいており、初戦の住之江、続く芦屋で連続優出、7月丸亀でも優出するなど、期間での優出3回は自己最多だ。勝率や優出数などの成績が良くなっているのは説明したとおりだが、大敗が少なくなっているのも勝率アップの大きな要因で、前期は6着2本、今期も3本と簡単に負けない粘り強さを身に付けているのが分かる。この勢いがあれば当地初優出のハードルは決して高くなく、その先のデビュー初優勝というストーリーを想像するのも難しくない。B2級という格付けに惑わされず、節間を通して注目すべき存在だ。