12月10日(日)・11日(月)・12日(火)・13日(水)・14日(木)・15日(金)
絶好調モードの中辻崇人が地元水面でも大きな存在感を放つ。今年は11月尼崎を含めて優勝7回を挙げており、これは年間V数としては自己記録を更新。その中には当地お盆戦での優勝もあり、当地2連続優勝でさらなる記録更新へ。その中辻は来年3月の戸田SGクラシックへの出場が決定的な状況だが、遠征勢では中澤和志と宮之原輝紀がクラシック出場へ勝負駆け。現在(11/18時点)のボーダーは優勝4回の勝率上位で、中澤と宮之原は現在V4。勝率面では少し余裕があり、ここで年間V5に到達できればクラシック出場がグッと近づく。ほかでは、新勝率7点台と好調な吉田裕平や、来期もA1級キープと安定感ある白水勝也と山下和彦、A1級初昇級を決めるなど急成長中の宮田龍馬と濱野斗馬らが上位浮上へ。石倉洋行は5カ月ぶりの実戦となるが、実力を考えれば侮れない存在だ。対照的に、来期A2級降級の吉川昭男はリズムを立て直す必要がある。
5263 花田凱成
着実に成長を見せる地元ルーキーに注目
デビュー1期目は1、2着が奪えず3着も2本のみとプロの厚い壁が立ちはだかったが、平均スタートはコンマ18で新人としてはまずまずの数字を残した。続く2期目は追加出場の7月若松で初1着をマーク。水神祭後は「思ったよりも早く1着が取れて良かった。早く2勝目を挙げられるように頑張りたい」と笑顔で語っていた。この言葉どおり、当地9月戦で自身2勝目を挙げると、同シリーズでは2着1本、3着2本と大健闘。2024年前期審査期間の勝率は1.98でB2級脱出の条件となる勝率2.00にはわずかに届かなかったが、平均スタートはコンマ16と速くなっており、旋回力もスタート力も着実に成長を見せている。それもそのはず。養成所勝率は131期で5番目の6.19を残してチャンプ決定戦にも出場するなど、秘めるポテンシャルは同期でもトップクラスといえる。デビュー2年目もさらなる成長が期待できるだけに、若手ファンにとっては注目の存在だ。