サマータイムのボートレース福岡「福岡ダービー！ 漫画アクション杯」は、5日が最終日。2日目後半から5連勝と完璧な内容で勝ち進んできた中辻崇人（福岡47歳）が、最後も圧倒的な強さで今年V3を決めた。進入は枠なりの3対3。2コースの渡辺浩司と6コースの村岡賢人は1艇身ほどの踏み込みを見せたが、3～5コースの水摩敦、河野真也、松尾昂明は慎重なスタートに。その中で中辻だけがコンマ07の鋭いスタートを踏み込むと、1マークまでにグイグイと伸ばして先マイ。1周バックの時点で他艇と大きな差を広げる”完璧”なレース内容で完勝した。2番手争いは渡辺が水摩とバックで並走に持ち込み、その少し後ろに河野が続く形で1周2マークの攻防に突入。強力足を生かして内から伸ばした河野が先取りも、渡辺が鋭く切り込んで2着を確保し、水摩は差し遅れる形で一歩後退。3番手にはそのまま河野が浮上し、最後まで猛追してきた村岡を振り切った。