サマータイムのボートレース福岡「ルーキーシリーズ第14戦　スカパー！・JLC杯」は、5日が最終日。未来のスターレーサーが激突した12R優勝戦は、若きG1覇者の末永和也（佐賀24歳）が格の違いを見せつけた。スタート展示も本番も進入に動きはなく枠なりの3対3。地元でデビュー初Vを狙う篠原晟弥が3コースからコンマ07のトップスタートを決めると、スリット後は内枠勢を締める気迫のレースを見せたが、インの定松勇樹と2コースの濱野斗馬が猛抵抗。内枠両者はターンで大きく流れてしまい、篠原も差しに切り替えたが窮屈なターンに。その篠原と定松の間隙を末永が鋭いまくり差しハンドルで突破。1周バックで早くも独走態勢を築くと、そのままターンごとに後続を引き離して今年4回目の優勝ゴールを駆け抜けた。準優勝は定松。1周バックでは的確に差し込んできた宮田龍馬と並走も、1周2マークで差し交わして2着を確保した。