サマータイムのボートレース福岡「ヴィーナスシリーズ第1戦・マクール杯」は、13日が最終日。2日目ドリームから7連勝中だった西橋奈未(福井26歳)が、最後も完璧なレース内容で自身4度目の優勝を飾った。コース争いに動きはなく枠なりの3対3。外枠の魚谷香織と渡邉優美がゼロ台の好スタートを決めたが、内、中枠勢も1艇身の全速スタートでスリットラインを通過。西橋がインから一目散に逃走態勢を築くと、誰の攻めも寄せ付けない素晴らしい旋回で1周1マークを先マイ。ターン出口の時点で優勝を確信させるだけのリードを広げる“圧勝劇”だった。2番手は1周バックの時点で内から竹井奈美、小野生奈、魚谷の3名が横並びとなり、最内から伸びてきた渡邉も加わって1周2マークの攻防に突入。先取りしたのは渡邉で、小野と魚谷は攻め切れず。渡邉を冷静に差し交わした竹井が2着を確保。その後、魚谷を3周ホームで振り切った渡邉が3着に入った。