1月3日(金)・4日(土)・5日(日)・6日(月)・7日(火)・8日(水)・9日(木)
地元の強豪レーサーが正月戦に集結するのは恒例だが、今年は7日間の長期決戦で行われる。地元勢にとって今年最大の目標は、11月に当地で開催されるSGチャレンジカップへの出場で、年頭から幸先良いスタートを切るためにも重要なシリーズになる。中でも注目は、前年覇者の篠崎元志、そしてGW、お盆と特選レース2連覇中の篠崎仁志の兄弟レーサーだ。12月の当地G1ではともに予選を突破し、準優勝戦では激しい3着争いを繰り広げるなどシリーズを盛り上げたばかり。今度は優勝戦での直接対決を実現させる。その周年で自身5回目のG1優出を果たした渡辺浩司も注目の1人。ほかでは、3月三国から9月唐津で15節連続優出の離れ業をやってのけた松村敏や、前期勝率7点台と復調著しい出畑孝典、実績豊富な石川真二、益田啓司、江夏満、塩田北斗、石倉洋行が地元SG出場へ意欲を見せる。A1級レーサーの仲間入りを果たした安東幸治にも注目したい。
4122 安東幸治
A1級初昇級の勢いに乗って当地初Vへ
2001年5月に当地でデビューしてから約24年。A1級レーサーとして初めてのレースを当地で迎えることになるのは「運命」以外の言葉では言い表せないだろう。2025年前期審査期間は優出こそ1回のみだが、持ち味の粘り強い走りで安定して予選を突破。10月三国を終えた時点での勝率は6.15とわずかにA1級勝率には届いていなかったが、最終戦でドラマが待っていた。期またぎでの開催だった10月丸亀は31日が初日。最後の1日に全てを懸けて臨んだ1走目に3コースから鮮やかなまくり差しで白星を挙げると、2走目も1号艇をしっかりと生かして逃げ切り勝ち。連勝条件という厳しい勝負駆けをクリアしてA1級の座をつかみ取った。うれしい出来事は続くもので、11月平和島では愛弟子の大賀龍之介がデビュー初Vを達成した。「本当にうれしかった。まだまだ自分も負けてられないですね」。この流れに乗って念願の当地初Vをめざす。