12月26日(火)・27日(水)・28日(木)・29日(金)・30日(土)
2023年の最終戦はA1級レーサーが3名のみと上位拮抗のシリーズだ。その中で主力候補として名前が挙がるのは、当地V2実績がある森永淳か。当地は12月「福岡ソフトバンクホークス杯」を走ったばかりで調整面でのアドバンテージも有利に働きそう。持ち味のパワフルな攻めで優勝争いをリードする。安達裕樹は当地V歴こそないが、前回5月戦を含めて3連続優出中と相性は悪くない。今シリーズは当地初Vへ最大のチャンスだ。近況リズムがいいのは上條嘉嗣で、11月鳴門では自身初となる年間V2を達成した。今泉友吾は現在A2級だが、新期はA1級復帰を決めており、こちらもリズムは上昇ムードといえる。山室展弘と高橋勲のベテランコンビは本調子には遠い状況だが、山室は当地V6をマークし、高橋は通算勝率7点台で、ともに当地実績は全国でもトップクラスだ。地元勢では、9月戦で予選トップ通過と大暴れした占部一真に注目したい。
5303 土井歩夢
将来性豊かな地元ルーキーの走りに注目
デビュー期にB1級初昇級を果たした未来のスター候補生に要注目だ。今年5月に132期生としてプロデビュー。5月若松、続く福岡は大きな着を並べてしまったが、3節目の丸亀では1走目に6コースまくりで初1着の水神祭を達成。これは養成所チャンプの水谷理人に次ぐ同期2番目の早さだった。初1着までのスピードは養成所の成績を見れば納得できる。養成所時代は常に高い勝率をマークし、勝率6.84は上から4番目。リーグ戦も優出4回で優勝1回をマーク。チャンプ決定戦にも進出した逸材だ。当地は追加出場も含めて既に4節走っており、6月戦では6コースから3着に食い込む好レースを披露。追加出場の9月戦でも4走して3着1本、4着3本と粘り強い走りを見せた。デビュー2期目も成長を続けており、11月芦屋では2着2本と大健闘。この調子ならデビュー2勝目も時間の問題だろう。走る機会の多い福岡水面で成果を残してみせる!