今年最後のサマータイム開催で行われてきたボートレース福岡の「auじぶん銀行賞」。今節のベスト6による12R優勝戦は、和田兼輔（兵庫37歳）が制した。その和田がスタート展示から3コースカドに持ち出し、本番も12/3456の2対4。横一線のスリットラインから1マークでいち早く仕掛けたのは和田。ツケマイ気味の豪快ターンでインの渡邊雄一郎に襲い掛かったが、渡邊も好旋回を見せて1マークを先取り。そのまま先頭に立つかと思われたが、4コースから鋭い差しハンドルを入れた作間章が渡邊に急接近すると、外から伸び足の良さを生かしてきた渡邊に作間が最後まで猛抵抗。その結果、2マークでは両者ともにオーバーターン。その隙を見逃さなかった和田が内をズバッと突いて大逆転。チャンスをモノにして当地初Vを飾った。2着は2マークで流れながらもうまく残した作間が浮上し、渡邊は3着と悔しい結果に終わった。