サマータイムのボートレース福岡「日刊スポーツ杯」は、20日が最終日。ここまで圧倒的な強さを見せてきた吉川元浩（兵庫52歳）が優勝戦を制した。コース争いに動きはなく枠なりの3対3。外枠の柘植政浩と坂井滉哉が鋭い踏み込みを見せたが、ともにスリットの手前でレバーを放って伸び切れず。インからコンマ09の快ショットを決めた吉川が素早く速攻態勢に持ち込むと、誰の攻めも寄せ付けない完璧なレース運びで完勝。今年5回目、当地では7回目、そして通算104回目の頂点に立ち、当地SG2冠の相性の良さを見せつけるシリーズとなった。1周バックで2番手争いに持ち込んだのは枝尾賢と篠崎仁志。1周2マークは内有利に篠崎が先行し、枝尾は内を突いてきた坂井を回しての差しに。そこで1艇身ほど差が開いたが、再び篠崎との艇間を縮めた枝尾が2周1マークを先取り。それでも余裕を持って差した篠崎が2番手争いを制した。