サマータイムで行われてきたボートレース福岡「お盆特選レース」は、篠崎仁志（福岡36歳）の優勝で幕を閉じた。進入は枠なりの3対3。インからコンマ08の鋭い踏み込みを見せた前田将太が逃走態勢に持ち込んだが、3コースからツケマイ勝負を仕掛けてきた永田啓二が視界に入って少しけん制した分、ターンマークを漏らす形に。その懐をズバッと差し込んだ篠崎が1周バックで前田をとらえると、そのまま2マークを先取りして首位浮上。前田は渾身の攻めで逆転を狙ったが届かず。篠崎は現役トップの当地V数を「18」に伸ばすとともに、お盆戦V4と三大特選V7（正月、GW、お盆）の両方でも単独で現役トップに浮上した。2着の前田は2年続けて優勝戦1号艇で敗れる悔しい結果に。3着には2周1マークで日高を競り落とした永田が入線。また、日高が2周2マークでターンマークに接触して転覆（妨害）し、その影響を受けた渡辺はエンスト失格となった。