ボートレース福岡の2024年開幕戦「新春開運特選レース」は、8日が最終日。白熱の予選バトル、そして準優勝戦を勝ち上がってきた6名が激突した優勝戦は、篠崎元志（福岡37歳）が制した。進入に動きはなく枠なりの3対3。インからコンマ17の踏み込みとなった篠崎に対して、高倉和士、益田啓司、渡辺浩司の2～4コース勢はコンマ09の快ショット。先マイに持ち込みたい篠崎にとっては苦しいスリット隊形となったが、高倉が早々に差しに構えたことで篠崎が1周1マークを先制。3コースから握ってきた益田の攻めをしっかり受け止めると、1周バックで1艇身ほどリード。そのまま残る5回のターンマークも先頭でクリアしてゴールラインを駆け抜けた。当地では16年7月戦以来となる4回目の優勝を飾った。益田と高倉による次位争いは、高倉がターンマークごとに猛追を仕掛けたが、その攻めを冷静な立ち回りでさばいた益田が2着を確保した。