ボートレース福岡の「にっぽん未来プロジェクト競走in福岡」は、15日が最終日。愛知支部の次世代エース候補・吉田裕平（愛知27歳）が激戦のシリーズを制した。スタート展示から6枠の吉川昭男が動きを見せたコース争いは、1236/45の並びから本番は136/245の3対3。インの中澤和志がコンマ07のトップスタートから先マイ態勢に持ち込んだが、3コースから握ってきた吉川をけん制した分、ターンの返りが甘くなって少しオーバーターンに。その懐を4コースからズバッと切り込んできた吉田がバックで中澤をとらえると、そのまま1周2マークも先に回って首位浮上。当地初Vとともに前走の児島に続く2節連続優勝を決めた。3節連続優勝が懸かっていた中澤は悔しい準優勝という結果に。野長瀬正孝、吉川昭男のベテランコンビによる3着争いはゴール前まで続く大激戦となったが、パワーで優位に立っていた野長瀬に軍配が上がった。