09 19 金曜日
本場開門時間
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ペラボート福岡開場時間1階7:30
2階10:00
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選手クローズアップ

福岡支部は全国で最大のA1数を誇る屈指の強豪支部

ベテラン、中堅、若手、女子と全てのカテゴリーにトップクラスの選手が在籍する。福岡の5000番台では初のA1昇格を果たした竹下大樹も、この強豪の系譜を継ぐべく大きな期待が懸かる。「フレッシュルーキーの最後にA1にはなれたけど、あの時はたまたまなれただけでしたね。(5期ぶりにA1に復帰した)今が初めてのA1みたいなもの、最初と比べたら、旋回力は伸びているかな。今まではS事故が多かったけど、最近はFも減って前よりは冷静に展開を見られるようになってきたとは思います。でもまだミスが多い。いかにミスを減らせるかが、もう一段階上の選手になれるかの課題ですね」
5000番台は既にSG、GⅠウイナーを輩出している佐賀支部を筆頭に他支部の後塵(こうじん)を拝しているが、この状況をどう捉えているのか。「自分が若手を引っ張らなければいけないとか、そんなことは考えていないですね。人は人なんで。全員が強くなる訳ではないので。ただ自分が上を目指す気持ちに変わりはない。若手の中で自分が突き抜けたい。先輩達みたいに福岡の強い選手になりたいのはもちろんです」

福岡に対する強烈な思い入れの源泉

当地では3年間、フレッシュルーキーを務めたが、この経験があるからこそ土地に対する思い入れは半端なく強い。「まだ勝率が2点台だった僕に期待して選んでもらえた。うれしかったし、今でもありがたく思っています。だから福岡は自分にとって特別なレース場。同じ地元でも、申し訳ないけど若松や芦屋とは違います。若松や芦屋は優出を目標にしていくけど、福岡は何が何でも優勝したいと思う。福岡じゃ絶対に負けられないし、誰にも負けたくない。これは引退するまで変わらないと思います」福岡は父に連れられて子どもの頃から訪れていた正真正銘のホーム。幼い頃から夢見た憧れの職業をやれていることも、大きなモチベーションだ。
「小さい頃から福岡ボートに行っていたけど、本格的にボートレースを好きになって見だしたのは中学生の頃。(篠崎)元志さんや仁志さんに憧れていました。中学生の頃にサインも貰いましたね(笑)。今、そんな人たちと一緒にレースができている。それだけでうれしいですよ。子どもの頃からの夢を実際に仕事にできていることがどれだけ幸せか。元志さんや仁志さんともっと一緒にレースをするためにも、自分が上の世界に行かなければならないと思っています」

心に秘めるもう一つの夢

そしてもう一つ、自らのモチベーションを高めている理由がある。それは篠崎兄弟と同様に兄弟レーサーになる夢だ。「実はまだ兄がレーサーの試験を受け続けているんです。兄は僕より学力も体力も何もかもが上。僕よりも先に試験を受けていて、何で自分が受かって兄が受からないのか不思議なほど。兄はもう27歳。もう実現は難しいのかもしれないけど、心のどこかで待っている自分がいる。その日が来るのを夢見ています」。
いつか兄と同じ水面へ。そのためにも、「夢は大きく持ってグランドスラム。福岡のエースと呼ばれる人間になりたい」という自らの夢の続きをさらに追い続けていく。