サマータイムで開催されてきたボートレース福岡の「にっぽん未来プロジェクト競走in福岡」。コース争いから注目必至の優勝戦は、その起点となった吉川昭男（滋賀52歳）が制した。スタート展示は1245/36の並びだったが、本番は長野壮志郎が2コースに入れる形になっても舟を向けずに3コースを選択して1425/36に。長野と柴田光のセンター勢がゼロ台突入の鋭いスタートを決めると、その攻めを警戒したのかインの坂元浩仁は少しターンで流れてしまい、その懐を差した吉川とまくり差した長野が坂元をとらえて1周バックは3艇が並走。先に回ろうとする吉川に対して、長野が全速ターンで強襲。坂元は2艇を差して浮上を狙ったが届かず。この時点で吉川と長野が1艇身前を先行すると、2周1マークを先取りした吉川が先頭に躍り出た。2着は2周1マークで好旋回を見せた坂元が浮上し、3着は長野。また、柳沢一は1周2マークで転覆失格となった。