サマータイムのボートレース福岡「山笠特選！県内選手選抜・日本財団会長杯」は、7日が最終日。今シリーズのベスト6による12R優勝戦は、波乱の結末が待っていた。コース争いに動きはなく、123/456の枠なり3対3。スリット隊形は里岡右貴と長尾京志郎が飛び出す形となり、里岡がイン有利に先マイ。大外の長尾は4コースの三川昂暁、5コースの篠原晟弥を抑え込んでのまくり差しで勝負に出たが、ここで里岡と長尾に無念のFコールが響き渡った。その間に先頭争いに浮上したのが岡村慶太（福岡37歳）と大島隆乃介。1周バックでは並走状態だったが、握って回った分、伸び足につながるのが早かった岡村が1周2マークまでに大島を抑えて先取り。そのまま先頭を確保して当地V3を決めた。大島は1周2マークで内から伸びてきた三川の攻めをかわそうとしたが、ターンが大きく流れてしまい後退。三川が2着、篠原が3着に浮上した。