6月19日(木)・20日(金)・21日(土)・22日(日)・23日(月)・24日(火)
通常の個人優勝を争うシリーズとは違い、今節は東京、大阪、福岡の3支部による対抗戦も注目ポイントで、昨年10月に行われた同タイトル戦は個人戦も団体戦も大阪支部が優勝した。大会2連覇が懸かる大阪支部を引っ張るのは、前回4月戦で優出したばかりの田中和也。新勝率7.40は出場選手トップの数字で、期間内には優勝3回をマーク。さらに期が替わった5月尼崎でもVゴールを決めるなど決定力の高さが際立つ。同じく新勝率7点台の権藤俊光と来期A1級復帰の藤山翔大が脇を固める。覇権奪還に燃える地元福岡支部は、新勝率7点台と好調な平田忠則が大将格。1月若松、2月芦屋で優勝しており、今年だけでの福岡3場制覇に期待が懸かる。攻撃派の松村敏、自在戦に鋭さがある今井貴士の両者もV候補だ。東京支部は中野次郎と永井彪也が近況好リズムで、ともに新勝率は7点前後。来期A1級初昇級と勢いに乗っている庄司樹良々にも注目したい。
4287 今井貴士
実績十分の地元水面でペースアップへ!
再びトップ戦線定着をめざす。2017年前期審査期間から18期連続でA1級と安定感あふれる走りを見せているが、現在は一般戦が主戦場になっており、特別戦に出場する機会は減少傾向。特にSGは2013年のグランプリシリーズが最後に。ただ、同じ年のSGには5回出場し、クラシックではSG初優出も果たすなど、底力があるのは周知のとおりだ。その実力者が今年はここまで4月若松GW、そして5月児島で優勝と好リズムを刻んでいる。このペースなら来年3月に蒲郡で行われるクラシックがSG復帰への最短距離で、上半期だけでもう1つ優勝を積み重ねておきたいところ。その状況で地元水面を走れるのは追い風になるはず。当地は昨年7月以来の出場だが、前回は準優1号艇を射止めて優出。通算でも当地優出25回で優勝2回と、地元の主力選手としてふさわしい実績を残している。また、夏場に調子を上げる傾向もあり、ペースアップを図るには絶好のチャンスだ。