今年最後のサマータイム開催となったボートレース福岡のG3「アビスパ福岡杯」。今節のベスト6による12R優勝戦は、白いカポックで登場した田頭実（福岡58歳）が制した。スタート展示も本番も進入は枠なりの3対3。スリットは1コースの田頭がコンマ06のトップスタート。F持ちながら勝負所でのスタート力はさすがのひと言。3コースの新田泰章もゼロ台の踏み込みを見せたが、その右隣からスリット後にグイッと伸びたのは今井貴士。新田は今井を警戒しすぎたのか、1マークは中途半端な攻めに。今井も行き場をなくして攻め切れず。センター勢の攻防には目を向けず、自分のターンを貫いた田頭が1マークを先制。平田忠則の差しも届かずに悠々と独走態勢へ。当地2連続V&今年初Vを飾った。2着には平田が続き、3着には5コースから思い切りの良いターンで浮上した柴田直哉が入線。最後まで地元勢が強さを見せたシリーズとなった。